【定員(残席)状況】高3生・・・2名 高2生・・・2名 高1生・・・3名 中3生・・・4名 中2生・・・4名 中1生・・・4名 小学生・・・10名 おとな・・・若干名

自立型学習塾ってどうなの?

今回は「自立型の学習スタイル」についてのお話。
塾選びの参考になれば幸いです。

目次

学習塾4つの形式

一般的に学習塾の形式は4つに分けられます。

①集団型
10人前後〜30人程度(大学受験予備校だともっと多いことも)の生徒を1人の講師が担当し、あらかじめ決まっているカリキュラムに沿って授業を行います。学校の授業と同じような形式です。

②個別型
講師1人に対し1~3人程度の少人数で授業を行う形式で、個別のスペースに座席とホワイトボードがあることが多いです。家庭教師のイメージに近いですね。

③オンライン型
あらかじめ録画された講義の動画を視聴する講義型と、インターネットを利用して講師と生徒が対面するeラーニング型があります。コロナ禍を経て一気に増えました。

④自立型・自習型
ワークブックやプリントなどを使い、生徒が自分一人で学習します。教室管理者や講師は質問対応もしますが、主な役割は学習計画の立案や進捗管理などの場合が多いため「ティーチャー」より「コーチ」に近い存在です。ICT教材の充実により近年増えてきました。

学び舎withYは自立型です

なぜ自立型にしたのか

短期的には、問題演習の時間を確保するためです。
自立型のメリットは、問題演習量が増えるところにあります。
講義の部分を解説動画で短時間に済ませれば、多くの時間を問題演習に充てられます。
自分で問題に取り組む時間が一番伸びるため、インプットよりもアウトプットを増やして「頑張ったらできるようになった」という喜びを体験してもらうのがねらいです。

学習内容を定着させるには「量・数をこなす」ことが大切。
ワークやプリント類をどんどん解き、自力で答えられるようになったら次に進むのが自立型の特徴で、わからなければ何度でも解き直せるし、できるところはどんどん先に進んだり難しい問題にチャレンジすることも可能。
向上心がそこまで高くない子でも、前の単元や前の学年までさかのぼって躓いたポイントをクリアできるので少しずつ意欲が向上していきます。
自分にとって必要な課題を自分のペースで進められる自立型だと、競争の中で疲弊することなく安心して問題演習に取り組む環境を用意できるのです。

自立型学習では問題演習量が多くなる

長期的な視点では、生涯にわたって役に立つ「真の学力」を身につけてもらいたいから。
誤解を恐れずに言うと、テストの点数を上げるのは簡単です。
学力に応じた問題を用意して「迷わずに答えられるようになるまで繰り返しやって」と何度も同じ問題や類似した問題をやらせればいいのです。
やりたくないとか、他の問題もやりたいとか、本人の意思は関係なくやらせればいい。
機械的に訓練を施すことで点数は上がります。
自らを律し、愚直にやり切ればある程度のところまでは伸びます。

しかし、これでは「真の学力」が身についたとは言えません
真の学力とは

・知識を身につけるための行動を選択する力
・知識を活用する力
・問いを立てる力
・振り返る力
・工夫する力
・助けを求める力
・伝える力
・やり切る力
・学び続ける意欲

など、社会に出てからも必要とされる「自立した心」のこと。
自立した心は「言われたようにやればいいんだ。そこにキミの考えは必要ない」だけの環境では養われにくいものです。
与えられた課題をこなす段階を経た後に、自分の考えで「やってみる」ことで徐々に養われていきます
「やってみる」には失敗がつきもの。
失敗をどう受け止めるか、どうやって次に活かすか。
その経験も重要なのです。

また「塾に通ってさえいれば成績が上がる」「塾が何とかしてくれる」「教えてもらうのが勉強でしょ」という思い違いを避けるには自学自習を基本とした自立型が最適だと考えました。
誰かが横にいないと勉強できないようでは困ってしまいますからね。

withYの自立型学習

学び舎withYでは対話によって考えや気持ちを引き出しながら、安心してトライ&エラーできるオリジナルの「自立型」を構築しています。

守破離という言葉を知っていますか?

守破離とは、主に茶道や芸事の世界で広がった、プロとして成長するまでの考え方のことです。室町時代に端を発し、千利休や世阿弥らが広めたといわれています。

守とは、師匠や、目標とする人を真似ること。学ぶの語源は「真似ぶ」からきているとも言われています。まずは基本の型をしっかり身に付けることが大事だと考えられていました。

破とは、守で身につけた型を、自分流にアレンジすることです。「型破り」の語源にもなっており、基本の型を土台に、他の型を組み合わせたり自分に合うように変えたりすることを意味しています。

離は、新しいジャンルやオリジナルの技を生み出すこと。もはや型の枠を超えて、独創性の高さで勝負できる段階です。

引用:MarkeTRUNK「守破離をビジネス・マーケティングから考える!守破離の意味も解説します

withYに当てはめると・・・

守:「与えられたものを指示されたようにやる」段階
予習がいいのか復習がいいのか一緒に目標と方針を定め、塾長が用意した教材をやる。
学習のペース、問題集の使い方(例.解く→丸付け→解き直し→解説→解き直し)などの「学び方を学ぶ」ところからスタート

破:「自分の考えが出てくる」段階
どの教材を使うのか自分で選択できる。「よくわかんないから先に動画解説で理解する」「テスト問題は学校ワークから出るからワーク中心で」などの目的・根拠を言えるようになっている。問題集の使い方にも創意工夫が見えはじめる

離:「自分の強みと弱みが見える」段階
「ここまでは自分でできる」「だけどこれはできない」「だから手伝ってほしい」と自分を知り、必要なサポートを求められるようになっている。「計画を立てるのを手伝って」「アドバイスはいらないから学習環境だけ提供して」など。
「覚えるときは、書くより読む」「毎日タイムトライアルする」のように学習スタイルにも個性が発揮される

といったところでしょうか。
学習の到達度は人それぞれ。対話を積み重ねながら目標設定し、一人ひとりに最適なスタイルを練り上げていきます
目標に応じてICTと紙教材のハイブリットで得意な子はどんどん演習、苦手な子は前の学年に戻って克服。
机に向かうことに加え、中高生には週1回のミーティングで自身の行動と成長を振り返ってもらいます

逃げずに課題に向き合う「自律」を目指しつつ、正解のない問いに対する答えを自分の言葉で表現し、他人と比べることなく自分のペースで取り組む個別最適化学習を通じて目標達成をサポートするのが学び舎withYの自立型学習。
その過程で「真の学力=自立した心」が育まれていくのが理想です。

自律と自立は簡単には折れないしなやかな強さの源となり、それが変化の激しい時代を生き抜く力となる

さいごに

自立型の特徴について触れましたが、どの形式にも良さがあるし、その形式だから実現できることがあります。
「人生をより豊かにするお手伝い」という目的は同じで、手段が異なるだけです。
集団に揉まれることで力を発揮する子もいれば、横について丁寧に教えてもらう方が頑張れる子もいます。
時間と場所を制限されないオンラインもいいですよね。
中には複数の塾を掛け持ちして、それぞれのメリットを享受するケースもあります。
要は「あなたにとって大切にしたい価値は何ですか?」ということ。
「あそこにしなさい」と言われて受け身で選ぶのではなく「○○だからここにする」と主体的に選んでほしいと願っています。
それも自立への第一歩だから。

塾選びに迷ったら学び舎withYにご相談ください。
お子さまの目的と特性を基に、公平な視点でアドバイスします。

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