【定員(残席)状況】高3生・・・0名 高2生・・・1名 高1生・・・1名 中3生・・・0名 中2生・・・4名 中1生・・・5名 小学生・・・9名 おとな・プログラミング・・・若干名

進路は自分で決める?それとも決めてもらう?

学び舎withYでは、勉強を通じて人間的に成長してほしいと塾生たちに伝えています。
5年後、10年後を見据えた関わりです。

ある日、中3生から電話がありました。

運動会の練習と部活で帰りが遅くなって疲れていて、行っても寝ちゃうと思うので家でやります

寝そうなら家でもできないんじゃない?

1時間半くらい寝れば大丈夫だと思うので起きたら宿題やります。明日は行きます

わかった。明日待ってるね

で、送られてきた学習記録の時間が0時過ぎ。
22時くらいから勉強をしたことがわかります。

約束どおり起きて宿題やったのが偉い!
もっと素晴らしいのは 寝そう → 仮眠するから塾を休む → 起きたら宿題やる と自分で考えて行動選択できたこと。
これも自律自立の一つです。
感心、感心。

目次

週1面談の成果

開塾当初は塾生の学習計画をすべて塾長が立てていました。
塾生はそれを粛々とこなすだけ。
ある日、学習計画を終えた子に「先生、次はどこやればいいですか?」と質問されたとき「ハッ、これはマズい」「言われたことだけやるようになっている」と危機感を覚えました。
自分の頭で考える機会を奪っていたのです。
そこから試行錯誤を重ね、最近は週1回の面談を大切にするようになりました。
前週の頑張ったことや自分を褒めてあげたいこと、こうすればよかったと思うこと、今週の目標と計画、困っていることなどを自分の言葉で話してもらいます。
質問して深掘りすると更によく話せますし、時には勉強以外の悩みごとを相談してくれる子もいます。

冒頭に示したやり取りは「ただ言われたことをやればいいでしょ」という受け身の姿勢では見られないことです。
「できていることは?」「逆にできていないことは?」「できた/できない要因は?」「課題についてどう考えてる?」「どうすれば解決・改善できる?」「具体的に何をする?」などの問いに対し、自分の言葉で答えてきた積み重ねが自己による行動選択に繋がったのではないでしょうか。

「普通」「どっちでもいい」「わかりません」
子どもたちが言いがちな言葉です。
以前は「いやいや、考えてないだけでしょ」と思っていたのですが、そうではありません。
自分の考えや気持ち、感情を自分の言葉で表現する経験を積んでいないだけなんです。
ただ言われたとおりにやっていれば楽だから。
裏を返せば、周りの大人が指示して従わせようしているから。
その方が大人は管理しやすくて楽なんです。
「言われたとおりにやればいいの」
「ほら、言われたようにやらないからダメなんだよ」
これでは思考停止に陥るのもわかります。

人生は選択の連続

朝食はお米にするかパンにするか、カサを持つか持たないか、先にトイレに入るか後にするか、どの服を着るか・・・常日頃から小さな選択を行って結果に責任を負うことで、進学や就職のような大きな岐路に立った時に自ら決断を下すことができるのです。

ここでいう「責任を負う」とは「人のせいにしない」と同義
自分で決めたら誰のせいにもできないし、誰を恨むこともできません。

「言われたとおりパンにしたら早くお腹がすいて困った」
「にわか雨に降られて濡れた。カサ持つように言ってくれたらよかったのに」
「周りから浮いたのはあなたが選んだ服を着たからだ」

ではなく
「昼前にお腹がすいたから明日はお米にした方がいいな」
「自分で天気予報を確認すればよかった」
「TPOに応じた服を選べるようにファッションに興味をもつようにしよう」
と考えられたらいいと思いませんか?

仮に上手くいかなかったとしても状況を打破するにはどうしたらいいか思考を巡らせたり、前回の反省を生かしつつ新たなことを試してみたり。
それらの経験が多ければ多いほど判断するための材料が増え、進路選択のような未知の事がらにも対応しやすくなります
また、判断材料が増えることで自身の中にデータが蓄積され、大切にしたい価値観が徐々に洗練されていくような気がしています。

勉強も同じ。
今日勉強するのかしないのか、何をどれだけ勉強するのか、決めるのは自分自身。
テストの点数、志望校に合格するかどうか、将来の選択肢、すべては自分で選んだ行動の先に繋がっています
誰のせいでもなく、自分で作った道です。
言われたことをただこなす場合と、必要な量や内容を考えて実践する場合とでは、たとえ目の前のテストが同じ得点だとしても数年後に大きな違いが出るでしょう。

そうは言うものの、今を生きるのが子ども。
今日勉強しないことが未来にどんな影響を及ぼすのかなんて想像もつきません。
だから週1回の面談で問いかけるのです。
「宿題を毎日できてるのはいいね。一方で宿題以外はやっていないという現状がある。どうするのが理想の状態?」
「その理想に近づくには何をする?」

大人ができること

信頼され、任されることで大きく成長する子どもをたくさん見てきました。
「相談には乗るしアドバイスもするけど、最後は自分で決めていいんだよ
「自分で決めたことなら、壁にぶち当たったときに自分で乗り越えられるから」
「うまくいかないこともあるよ。でも挽回すればいいんだし、失敗だと思ったことが良い方に転がることだってある」
「必要な時は力を貸すからね」
そう言ってあげるのも大人の役割だと思います。
要は、大人が腹をくくって子どもに委ねられるかどうかの覚悟の問題です。

「あなたはどう思うの?」「あなたはどうしたいの?」
子どもの可能性の芽を摘まないために、小さなことからコツコツと自己決定させ続けることをおススメします。



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