【定員(残席)状況】高3生・・・2名 高2生・・・2名 高1生・・・3名 中3生・・・4名 中2生・・・4名 中1生・・・4名 小学生・・・10名 おとな・・・若干名

勉強を習慣にするために大事な5つのこと

子どもたちにとって、悲しいお知らせがあります。
それは 勉強は一生続く ということです。


これからの時代は最終学歴ではなく最新学歴が問われる時代です。
つまり、どこの高校や大学を出たという肩書きよりも、直近で何を学んだのか、今何を学んでいるのかという個の在り方が大切になってきます。
人生100年時代に自分の付加価値を持ち続けて社会に貢献するためには、時代に応じた知識やスキルをとらえ、その習得に向けて学ばなければなりません。
そこで注目されているのが、学習習慣のある人材
学びを通じて目まぐるしい社会の変化に対応する力、そのベースとなるチャレンジ力や知的好奇心などは日ごろの学習習慣によって向上されます。
常に学び続ける姿勢がこれまで以上に求められ、学習習慣の有無が大きな価値となるのです。

言うまでもなく、学習習慣を身につけるには早ければ早い方が望ましいです。
中学生よりは小学生、高校生よりは中学生の方が習慣化しやすいのは納得ですよね。
でも、いつからだって大丈夫!
方法を知り、適切なサポートを受ければ何歳からだって学習習慣は身につきます。
さっそく今日から始めましょう。

目次

やる気が出ないから勉強しない?

「今日はやる気が出ないから勉強しない」という子はいても、「今日やる気が無いから歯を磨かない」「昨日はやる気が出なかったから風呂に入らなかった」という子はあまりいないと思います。
仮にめんどくさくて歯を磨かずに寝てしまったとしたら、次の日は何だか気持ちが悪くて朝一番で磨くでしょう。
小さい頃に「晩ご飯食べたらお風呂に入るよ」「寝る前に歯を磨こうね」と毎日言われ、一緒にやっていくことで習慣になったからです。
習慣になってしまえば、やる気の有無は関係ありません。
「やる気が出ないから勉強しない」のではなく「勉強する習慣がない」だけなのです。

子どもが「うぉー、めっちゃやる気!」と燃えている状況って、長続きしないものです。
すぐに「あー疲れた」「眠い」「また明日から頑張る」のようにシュンと火が消えてしまいます。
炎が見えなくても静かに燃え続ける炭火のような状態が習慣で、こうなれば簡単に冷めることはありません。
そして、テストや入試前などに時々風を送ることで一時的にやる気の火力を上げることもできます。

大事なこと1.勉強する環境を整える

まずは「勉強しかすることがない環境」を作りましょう

マンガ、スマホ、ゲーム機、テレビ、タブレットなどを移動させて勉強に関係するもの以外は目の前から見えなくします。
それが難しければ、誘惑するものがない場所(リビングや塾の自習室など)で勉強するようにします。
これで最初の環境づくりができました。

次は「勉強にすぐ取りかかれる環境」づくりです。

・教科書、問題集、ノートなど勉強に必要なものの置き場所を決める
 勉強机から「手を伸ばせばそこにある」が理想です
・文房具は学校用とは別に用意する
 いちいちカバンから出す手間が無くなり、すぐ始められます。ペン立てでもいいですよ
・続きのページをわかりやすくする
 次回勉強するページにしおりを挟んだり付箋を貼ったりすることで「どこからだっけ?」の時間と、めんどくささが省かれます。連日同じ教材を使うのであれば、開いた状態にしておくという人もいます。

大事なこと2.毎日決まった時間に勉強する

毎日「このタイミングでこれをやらないと気持ち悪い」という行為はありませんか?
例えば、朝起きたら水を一杯飲む、夕食後すぐに歯を磨く、のようなことです。
はじめはやったりやらなかったり、やってもタイミングがバラバラだったかもしれません。
でも、いつの間にかルーティンになったと思います。

勉強も同じで、生活パターンの一部にしてしまえばいいのです。
そのためには開始時間を決めることが大事!
学校から帰ったら宿題をする、夕食と入浴を終えて19時半から22時まで授業の復習と明日の予習をする、のように決めてしまいましょう。
塾に通っている人は塾の時間と合わせるのもいいですね。

勉強時間を決めたら、タイマーを活用します
毎日繰り返すと、タイマーが鳴ることで自然に勉強のスイッチが入るようになりますよ。
「タイマーが鳴ったら勉強する」と脳が認識するようになるからです。

大事なこと3.宿題+〇〇

宿題がある日は、まず宿題から
学校の宿題は家庭学習の習慣を身につけるのもねらいの一つなので、それを活用しない手はありません。
そして、宿題が終わったら自分の勉強です。
5分でもいいし英単語5個でもいいので、必ず自分だけの勉強をしましょう

ポイントは「毎日やる」こと
これなら毎日できる、というラインを自分で決めて毎日勉強することで習慣化に近づきます。
時間や分量は習慣化してから増やせばOK。

大事なこと4.勉強の記録をつける

レコーディングダイエットという減量方法があります。
食べたものや体重、体脂肪率などを毎日記録して「見える化」することで自分が摂取しているエネルギー量、食事の内容、間食などを自覚し、食生活の改善につなげるというものです。
勉強も同じで、記録して「見える化」することが日々の励みになります。
記録の振り返りによって「これだけ頑張れたんだ」という自信につながるとともに「今日はサボってしまったな」「明日はもう少し頑張ろう」などと目標を立てるようになります。
そうすれば、自らを律して習慣に近づくことができます。

ノートに

・教科(例.英語)
・教材(例.学校ワーク)
・単元名(例.Unit 3、現在進行形)
・ページ(例.P. 15~18)
・学習した時間(例.19時~19時40分)
・気づいたこと、気持ち(例.進行形の形はわかってるけど、ingのつけ方で間違えたのが悔しい。次は絶対にstudying、usingを間違えない!そのために間違えた問題を明日もやる!)

を書き、単純な棒グラフでいいので学習した時間をグラフ化するといいですよ。

学び舎withYでは Studyplus というアプリを使って記録しています。
https://www.studyplus.jp/

大事なこと5.誰かに応援してもらう

いくら良い方法があっても、それを続けるのは難しいもの。
三日坊主という言葉があるように、いつの時代も人間の性(さが)なのでしょうね。
日記、ランニング、早起き・・・私も習慣化に至らなかったものがたくさんあります。
でも、誰かと一緒ならできる気がしませんか?
自動車教習所は大学の先輩と「今どれくらい?」と励まし合いながら通ったし、好きな女の子との夜ランはしばらく続きました。

勉強も誰かの応援や手助けがあれば習慣化できます
・スマホを親に預ける
・塾の自習室を使う
・勉強開始時間になったら声を掛けてもらう
・時間管理のためのキッチンタイマーを借りる
・学習記録アプリを使う
など。

でも、一番の応援は「よく頑張ってるね」という一言です。
「いや、頑張ってないし」と思わずに、たとえ行動に移せなかったり三日坊主で終わったりしても「頑張ろうという気持ちは感じた」のように認めてあげてください。
そして「何かできそうなことがあったら手伝うよ」と添えられたら自己肯定感が高まります。

まとめ

いきなり全部やらなくても、できることから始めるので構いません。
何ごとも簡単なことから始める方が長続きします。
「ワークを開く」より「タイマーをセットする」方が簡単ですよね。
はじめは勉強机に向かうだけでもいいし、毎日できなくてもいい。
最初のハードルを下げることで、その後の行動がついてきやすくなります。

そうした行動を 3週間 続けると意識に変化が現れ、特別な意識をしなくても「当たり前」という感覚になってきます。
さらに 3カ月 続けると完全に無意識で行動できるようになると言われています。
目指せ習慣化!

学び舎withYの応援についてはこちらをお読みください。


  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次